バルサンは、害虫を退治するための殺虫成分のある医薬品です。煙霧で退治するという製品です。
注意事項に関しては、本品に記載されてありますので、よく読んでから使用する事をおすすめします。
かつて、バルサンを違う使い方をした例や、LPガス使用のスプレーで引火したなどの問題はあったようです。

バルサンの種類の併用

バルサンには燻煙剤のものと、ミクロの霧のもの、水タイプのものに分かれています。
水タイプは問題が無いのですが、燻煙タイプと霧タイプは併用する事で、爆発する恐れがあるので、気をつけましょう。
霧タイプを使用する際は、ガスの元栓をしっかり閉め、電化製品も電源を切って、カバーをしてからバルサンを使いましょう。
安全に使うポイント
近所に火事と間違われる場合あり
燻煙剤の場合、隙間から煙が出てしまい、近所の人が火事と間違えて大騒ぎになると言った例もあります。
そのため、バルサン燻煙を使用する際は、玄関などに、「バルサン使用中」との貼り紙をする事をおすすめします。
布団や衣類には効かない
バルサンの成分は、布団や衣類には効果がありません。
布団の中のダニや衣類の虫には効きませんから、使用しないようにしましょう。
布団などは、バルサンを使用する場合、押し入れから出して別の部屋に移すか、ビニールどでカバーして、バルサンの煙がつかないようにしましょう。
付いてしまった場合は、掃除機で吸い取り、日光に充てて干して下さい。
服なども、ブラシで擦るなどすると良いでしょう。
なるべく、カバーをしっかりしてバルサンの成分がつかないようにしましょう。
火災報知器には必ずカバー
燻煙剤は火災報知器に反応するため、必ずカバーをして下さい。
そのままバルサンを焚いてしまうと、火災報知器が作動してしまいます。
また、部屋に付けてあるスプリンクラーもカバーをしないと、作動してしまい、部屋中水浸しになってしまいますから気をつけましょう。
バルサンを焚いた後
換気をしましょう。30分ぐらいでバルサンの成分は消えてしまいます。
ニオイもそれほど、残りません。
まずは、バルサンに退治された害虫の死骸を掃除機で吸い取ります。
ダニなどの死骸は、アレルギーの原因にもなりますので、しっかり吸い取りましょう。
床や壁などは、乾拭きをしておくと良いですね。
小さな子供やハイハイ時期の赤ちゃんがいる場合は、床は水拭きしてから乾拭きした方が、安心出来ますよ。
誤って煙を吸った場合
小さな子供の場合、煙を吸ってしまうと喉などに炎症を起こす可能性もあります。
必ず、煙を出す前に外に避難させましょう。
また、弱いながらも成分の中には、皮膚刺激性もあります。殺虫剤アレルギーなどがある人の場合は、バルサン自体の使用を辞めた方が良いですね。
これらの注意事項をしっかり守っていれば、問題はない商品です。
間違えた使用や全く違う用途での使用は辞めましょうね。
