PCやスマホなど電車の中で長時間見ていると姿勢が悪くなっていることありませんか。
下を見る姿勢はいつの間にか猫背になっていることが多く、首や肩甲骨にかなりの負担をかけています。
姿勢の悪さで肩甲骨が痛くなっている場合もありますが、実は病気が隠れていることもあるんです。
肩甲骨の痛みで危険なサインをまとめてみました。あなたは当てはまりますか。
肩甲骨周辺が痛い時に考えられる原因
肩甲骨周辺は体のダメージが出やすいところです。よく言われているのは姿勢の悪さで肩甲骨に痛みがでやすいところですよね。
ヨガの観点から言っても背骨と肩甲骨周辺に凝りや冷えなどがあると体調を崩しやすいとされています。
熱が出る前悪寒がしますよね。その時肩甲骨周辺が凝っている状態だったなんてことが多いんです。
悪い姿勢は肩甲骨が痛む原因の一つというわけです。肩甲骨周辺が凝らないように日頃からのストレッチが必要です。
どちらか片方の肩甲骨周辺が痛い時
凝っているという場合は肩甲骨の真ん中当たりが痛い、重たいなどの症状ですがどちらか片方の痛みという場合は病気の可能性があります。
- 肩甲骨の左側のほうが痛い
- 肩甲骨の右側のほうが痛い
どちらかに偏っている場合は内臓のSOSのサインかもしれません。
詳しく見てみましょう。
肩甲骨左側のほうが痛い
肩甲骨右側は何も痛くないのに左側だけ痛く、胸が苦しいと感じたりしたら心臓の疾患かも。
左側の肩甲骨の痛みと胸にも痛みを感じたり、安静時にもかかわらず胸の痛みと肩甲骨の痛みを感じたら心筋梗塞の前触れの可能性もあります。
- 左側の肩甲骨の痛み
- 胸の痛み
- 息苦しいさ
- 左手の薬指のしびれ
- 左手が重いと感じる
- 安静時に胸の痛み
このような症状があれば速やかに病院へ。内科、循環器科へ受診してください。
肩甲骨右側のほうが痛い
左側は痛くないのに肩甲骨の右側が痛い時は肝臓の疾患かもしれません。
肝臓は沈黙の臓器で本当に限界がくるまで症状が出ない時が多いのです。また、肝臓はタフなので一部が腫瘍になっていても健康な一部分で機能を果たそうとします。
その為自覚症状があまりないのが特徴です。そんな肝臓も腫れたり炎症を起こしたりしていると鈍い痛みが出て来る場合もあります。
- 背中の右側や肩甲骨の右側が痛い
- みぞおち右下辺りが重く痛い
- 食欲が無い
- 疲れが長期間取れない状態が続いている
- 白目が黄色く濁っている
- おしっこが濃い茶色
このような症状が出ている場合は肝臓の機能が低下しているか、肝臓が病気に侵されているかも。
明確な痛みというわけではなく体がだるいといった重たく感じるような痛みなので我慢しがちなのが病気発見の遅れにつながっています。
カロリーオーバーや糖質の摂りすぎ 【肝脂肪】
糖分の摂りすぎや高カロリーの食事、極度な食事制限でおこる病。肝臓に脂肪がへばりつき機能を低下させるので進行すると肝炎→肝硬変→肝臓がんと進行してしまう。
アルコールの摂りすぎ 【肝炎】
肝細胞に過剰な負担がかかり炎症を起こしている状態。全身の倦怠感と発熱、吐き気などの症状が見られます。
ほとんど機能していない状態 【肝硬変】
脂肪が付きすぎたり、長時間炎症していると肝臓が固くなってほとんど機能していない状態が肝硬変。こうなると全身症状だけでなく尿がコカコーラのような色になっていることがい多い。
また、黄疸も見られるのでこの時点で初めて気づくことも多い。
開腹手術にもなってしまう 【肝臓がん】
機能の回復はほぼないと言える状態。悪くなっている所を切除。もしくは肝臓移植になる。
ストレッチをしても続く痛みはお医者さんへ
ほとんどが肩甲骨周辺の筋肉の凝りが多いので一度ストレッチしてみたり、温かいお風呂で温めてみたりしてください。
それでも肩甲骨の痛みがおさまらない時は内科、もしくは消化器内科へ。