昼間はそうでもないのに、寝て布団に入り少しすると咳が酷くなり、眠れなくなったなんて経験ありますよね。
風邪をひいた時などに、よく起こります。でも、何故、寝る時の方が咳が酷くなるのでしょう。
咳の原因
咳の原因には様々なものがあります。
どんな原因が考えられるでしょう。
⑴ 風邪による咳
これは風邪のウイルスが喉にくっついているため刺激を感じて咳が出ます。
⑵ 喘息の咳
布団に入り、身体が暖まると咳が出やすくなります。
⑶ アレルギーの場合
布団につくダニなどのせいで、アレルギーが起きて咳が出ます。季節の変わり目などに布団を変えたり、枕が変わったりして咳が出始めたら、布団や枕が原因になります。
布団や枕などは干して、取り込んだ後は掃除機でよく吸い取りましょう。
アトピー性皮膚炎やあアレルギー性鼻炎の人は、アトピー咳嗽(がいそう)になりやすく、空咳が続くようならアトピー咳嗽が疑われます。
アトピー咳嗽は咳喘息に似ていて、長期間空咳が出るのが特徴です。そのような症状が出た場合は病院で診察をして下さい。
⑷ 寒暖差による咳
布団の暖かさと空気の冷たさの差が大きい時に、冷たい空気が喉を刺激して咳が出ます。
⑸ 血圧降下剤を飲んでいる人
血圧降下剤の中には、副作用として咳が出るものがあります。病院で貰う時に、血圧降下剤に副作用の出る薬かどうか、訪ねて下さい。
⑹ 副交感神経
昼間は交感神経が活発になりますが、寝る時には副交感神経が活発になります。
副交感神経は眠りやすくするために、体の筋肉を緩め、リラックスさせるように体に指令を送ります。
体がリラックスすると、呼吸もゆっくりになり、気道が狭くなります。そのため少しの空気が刺激になり、咳が出る場合があります。
喉の刺激が原因

何かが喉を刺激する事で、咳が出るようになっています。喉に異物が詰まると吐き出そうと咳がでます。
喉を刺激するものは、様々ありますが、根本的に喉への刺激が原因で咳が出ると言えますね。
あまりに咳が酷い場合
咳が酷いと、呼吸も出来ないくらい咳込みます。苦しくて寝ていられない時もあります。また、咳をしすぎて嘔吐してしまう場合もあります。
また、人により、咳が酷くて肋骨にヒビが入ったという例もありますから、あまり酷い咳は放置しない方が良いですね。
咳を暖和するもの
咳を沈めるためには、どうしたら良いでしょう。あまり長く続くと寝不足になったりして、とても辛くなります。
咳が出て喉が渇くと冷たい飲み物を飲みたくなりますが、咳の暖和には温かい飲み物をゆっくり飲むと良いです。
温かい飲み物の蒸気が加湿にもなり、咳が出なくなります。
ハチミツ入りの紅茶などは、喉に良いので、寝る前に飲むと良いでしょう。
また、保湿が大切なので、加湿器を使用したり、濡れマスクをして寝るとかなり咳も落ち着きます。
上向きに寝るのも、咳の原因になりますから、横向きで寝るのも効果的です。