痒いなと思って見てみると何かに刺された後があるけどなんだろう?と思うことありますよね。
蚊なのかダニなのかはたまた違う虫なのか…
夏になるといろんな虫がたくさんいてわからなくなります。
蚊とダニの違いをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
蚊に刺された後の症状
蚊は玄関先や庭、公園の植え込みなど野外にひそんでいることが多い虫です。
二酸化炭素に反応するので蚊が刺すところは肌が露出しているところを狙ってきます。
夏場は素足でサンダルという方も多い季節、足の指やアキレス腱辺りなど私達の意識が遠い部分を狙って刺して来ます。
短時間でも外に出ていて、服から肌が出ているところを刺されている場合は「蚊」の可能性が高いといえます。
ダニに刺されたあとの症状
ダニにも沢山種類があるのですがまず分かりやすい野外のダニについてお伝えしていきますね。
マダニ
直径1ミリぐらいのダニで野外に生息しています。草むらに潜んでいて動物が来るのを待っています。
刺すと言うより噛み付く感じで最初は何も感じない事が多いマダニですが、時間が経つと吸血したことによりマダニの体が膨張。
肌に刺さっている状態で初めて目視で気づくという方もおられます。
無理に引き剥がすと感染症を起こし、今年も女性がマダニにより亡くなるといったケースもあるのでマダニに噛まれている事がわかった時点で速やかに病院に行ってください。
ツメダニ
家の中にいるダニで本来は人を刺すことがないダニですが、大量発生した場合は人を刺すことも。
コンクリート製などの気密性が高い建物にいることが多いようです。
刺しあとは一箇所ですが近くに複数刺しあとが密集していることがほとんどです。
刺されやすい体の場所は「膝」「腿」「脇の下」「首周辺」です。
服が覆っているか微妙なところを刺されている事が多いです。かゆみは1週間程続きます。
刺されたあとは赤く腫れていて蚊に刺されたあとのようです。
イエダニ
家の中にいるダニですが、主にネズミから吸血しているダニです。
ネズミがいるお宅にはこのダニがいる可能性が高いといえます。
さされやすい人は子供、女性、男性という順番で皮膚が柔らかく薄い人が狙われやすい傾向にあります。
刺される場所も蚊とは違って「お腹」「太もも内側」「二の腕内側」など皮膚が柔らかい場所。
服で覆われているところに刺されたあとがあるのが特徴です。
刺された後は蚊に刺されたあとのような感じですが一箇所に複数刺されたあとが密集しているのも特徴です。
中には刺された中心に白い水ぶくれのようなものができる方もおられます。
イエダニに刺されると痒みが1ヶ月近く続くので掻きむしって「飛び火」にならないよう注意が必要です。
南京虫
このダニに刺されると小さく2箇所の刺しあとが特徴です。
吸血鬼が噛んだあとのよう。刺されたあとが二箇所あればこのダニを疑っていいでしょう。
蚊とダニのかゆみの違い
蚊と違ってダニは痒みが長引きます。ぶり返すことの多いダニでのかゆみは1ヶ月も続いたという症例もあります。
特にお子さんは掻きむしって飛び火にならないようにかゆみ止めを塗ってあげてください。
かゆみを抑えたい場合は少し患部を冷やすと痒みが一時的におさまりますので是非試してみたください。
