害虫

蚊の寿命ってどのくらいなの?

夏になるとプーンと嫌な羽音をさせて飛んでいる蚊。

この蚊ですが、寿命なんて考えた事ありますか?

一体どのくらい生きているのでしょう。産卵のために、血液を吸うけど、何回も吸わないと産卵出来ないのでしょうか。

蚊の種類

世界には2500種類の蚊がいると言われています。その中で日本に生息しているのは100種類ぐらいです。更に、血を吸うとなると10種類ぐらいになります。

蚊 寿命

よく見かけるのが、アカイエカヒトスジシマカになります。
アカイエカは、少し茶色っぽい色をしていて、ヒトスジシマカは黒い体に白いシマがあります。藪蚊と呼ばれたりしますね。

水のある側溝などに産み付けられた卵が、15℃から22℃ぐらいで孵化してボウフラになります。
1週間で4回の脱皮を繰り返し成虫になります。この間、約10日間かかります。

蚊の寿命は

蚊は、成虫になってから約30日~40日生きています。
血液を吸うのはメスのみになりますから、約30日~40日の間に、3回~4回吸血を行っているのです。

吸血する度に産卵をしています。10日に一回血を吸い、産卵をしている事になりますね。
一匹の蚊は1度の産卵だけではないのです。ただし、アカイエカは1度しか産卵をしません。

オスの寿命はメスの約3分の1で、10日ぐらいで交尾をすると死んでしまいます。
メスは夏の間は生きていますから、メスの方が長く生きているわけです。

アカイエカの場合

アカイエカの場合、成虫は秋に生まれ成虫のまま冬を越します。
その間は血を吸う事はしません。

屋内の暗い隅っこや洞窟の中などで、じっとしたまま冬を越すのです。アカイエカの寿命は半年ぐらいあると言えますね。

暖かくなって来ると動き出し、血を吸うと1度だけ産卵して死んでしまいます。

ヒトスジシマカの場合

ヒトスジシマカは、卵のまま冬を越します。暖かい地域では幼虫のボウフラになり冬を越す場合もあります。

気温が上昇すると成虫になり、血を3回~4回吸う度に産卵します。大体一ヶ月生きています。

チカイエカの場合

市街地のビルや地下で、一年中血を吸うのが、チカイエカになります。冬の間は数は激減しますが、一年中生息しています。

蚊の活動範囲

蚊は生まれてからどのくらいの範囲を活動しているのでしょう。
以外に狭い範囲でしか活動しないのです。

生まれた場所から10m~30mの範囲しか移動しません。

ですから、家にその蚊が出没したという事は、死ぬまで家の中を活動範囲にするという事になります。
最近の家の中は暖かいですから、観葉植物などの受け皿や水が溜まりやすい場所に産卵されるとたくさんの蚊が、孵化してしまいます。

蚊は見かけたら退治する

メスの蚊が産む卵の数は、50個~200個と言われています。全部が孵化しないにしても、かなりの数の蚊になってしまいます。
一匹の蚊を逃して、産卵されたら大変な事になります。家に迷い込んだ蚊は必ず退治しといた方が良いでしょうね。

 

 

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