夏の暑い日、汗をたくさん書いて背中がかゆいと感じることは誰しもが経験しているはずです。
汗で痒い場合はあせもになっていたりするのですが、虫にも刺されていない、なんにもなっていないのに我慢できない痒さ…。
もしかして内蔵のSOSのサインかもしれませんよ。
人は痛みよりかゆみのほうが不快に感じるそうです。
ひどいかゆみに悩まされている方に病気のサインかも知れない特徴をまとめました。
背中が痒い場合の原因
まずは背中が痒い場合の様々な原因について。どういったものが痒さを引き起こしているのでしょうか。
・乾燥
・アレルギー
・ストレス
・病気
と様々な要因でかゆみは生じます。
乾燥でかゆみを生じる場合
肌には角質のバリア機能が備わっているのですが遺伝的や、保湿を怠ったという理由で水分量が減りバリア機能が低下。
その際に皮膚はむき出しの状態となって服が少し擦れただけで刺激を感じてしまいます。
刺激が痒みを引き起こしているのです。
軽度の乾燥であれば保湿を続けることでかゆみは軽減され肌のバリア機能も回復します。
アレルギーで生じるかゆみの場合
余り知られていませんが花粉症のひとは皮膚に花粉が付くだけでもアレルギー反応が出る傾向にあるようです。
皮膚についたアレルギー反応は「かゆみ」となるメカニズムです。
外から帰ったらしっかりと花粉を払い家に持ち込まないように心がけてください。
ストレスで生じるかゆみの場合
強いストレスを感じると痒みを生じる事例もあります。
心的ストレスはアドレナリンを分泌させ血管を収縮させて血流が滞ります。
そうすると皮膚に栄養が行き届かなくなり乾燥を起こしてしまいます。
乾燥した肌は少しの刺激でかゆみを感じてしまうというメカニズムです。
ある女性が会社でストレスを感じ背中や体のあちこちにかゆみを感じていた時の話。
会社の人事異動で別の部署に移った途端悩まされていた痒みがなくなったという話もあるほど。
心のストレスは溜めずに解消していきましょう!
病気が隠れているかも…かゆみの原因
病気の場合のかゆみにはこのような症状があります。
・見た目は異常なしでもかゆい
・体中かゆい
・かゆくて眠れない
・一般的なかゆみ止めが効かない
はっきりしない、かゆみが止まらないなどは肝臓の病気のサインかもしれません。
一度病院で受診してみてください
また他の病気でも痒みを感じることがあります。
・糖尿病である
・腎臓病である
このような病気の人は病状が進行してかゆみを引き起こしているケースがあります。
腎臓病の人は腎不全になっている可能性がありますので速やかに医師の診断を受けてください。
かゆみは体からのSOSのサイン
塗り薬を塗っても、飲み薬を服用しても痒みがなくならない…という方は内臓の病気が引き起こしているかゆみかもしれません。
皮膚にこれと言って異常が見られなく、眠れないほど我慢出来ないかゆみであれば皮膚科ではなく内科での受診をおすすめします。