住み始めた頃、蛇口はピカピカで、顔がうつる程でした。
しかし、年月とともに、白っぽいものがつき始め、膜が出来たようになってしまいます。
更に、溝には硬い白い固形物が媚びりついて、拭いただけでは全く歯が立ちません。
昔のようなピカピカの蛇口にするためには、どうしたら良いのでしょう。
白い物の正体
蛇口に付いてる白い物体は、水道水に含まれるカルシウムやカルキ、マグネシウムです。
水は蒸発しますが、これらは蒸発せず、残ってしまいます。
それが年月と共に重なっていき、普通に掃除したぐらいでは、取れなくなってしまったのです。
水を出した後、水気を拭き取っておけば、このような残留物は残りませんが、やっぱり使う度に水気を拭き取ったりしませんからね。
そのため、白いこびり付きができ、ピカピカが曇ったようになってしまうのです。
ピンクのものは何?
白いものだけじゃなく、ピンクっぽいのが付いてるって人いませんか。
これは、水垢と言っても水道水に含まれているものではありません。
これは菌です。赤色酵母と呼ばれる微生物です。キノコなどの菌と似た仲間です。
水分と栄養分があるとすぐに繁殖する、家庭なら何処にでもいる菌になります。
出来たばかりの時は、こすればすぐ取れますが、蓄積してしまうと色素沈着みたいになってしまうため、気をつけましょう。
赤色酵母は、台所洗剤では、除去出来ません。菌ですから、殺菌作用があるもので落とします。
エタノールやアルコール消毒液のような殺菌成分のあるものを使いましょう。
水垢の掃除の手順
用意するもの
・クエン酸と重曹
・歯ブラシ
・ラップ
・カラのスプレー
クエン酸と水、1:2のクエン酸水を作りスプレーに入れます。
汚れた箇所に充分吹き付けます。
上からラップを貼り付け、5分~10分間放置します。
ラップを外し、歯ブラシでこすります。更に重曹を振りかけて汚れが酷い場所をこすります。
お湯をかけて、洗い流します。
最後に布で水気を拭き取りましょう。
*かなり頑固な場合は、これを毎日続けて下さい。
クレンザーでも落ちる
クレンザーは研磨剤ですから、これだけでも、頑固な場合を除けば水垢は消えます。
粗めの研磨剤入りなら、尚更良いです。
メラニンスポンジでも綺麗になる
市販されてるメラニンスポンジを使うのもありですね。こちらも、細かい研磨スポンジですから、汚れは削りとれます。
*クエン酸はアルカリ性の汚れを浮かせる力がありますから、クエン酸を使ってからの研磨が蛇口の汚れには、効果があります。
クレンザーやメラニンスポンジは、研磨する事で、固まった汚れを剥がすため綺麗になるわけです。
予防策
・洗剤や汚れが付いたらすぐ洗い流す。
・水滴は使用後綺麗に拭き取る。
・曇り止めと撥水剤を付ける。
撥水剤をしておけば、コーティングしてくれて、付いた水も弾くので、水垢防止には最適です。
掃除をするとなると大変ですから、日頃から予防策をしておくとよいですね。